2018-05-21

日枝神社

昔、ある家の息子が胸の病にかかった。

母親は日枝神社に二十一日間願をかけた。満願になって、息子の看病をしながら居眠りしていると、山王様の後に牛が寝ており、その牛が起きあがると、

「お前はよく参詣している。今度、山王様へいったら、米がお供えしてあるから、それを息子に食べさせるように」
とお告げがあった。

早速、食べさせてみたところ、息子の病気は嘘のように良くなったという。

この神様は、医者の道を開いた神様であるという。また、子どもが病弱で育ちが悪いときは、この神様にあずけ、神様の子どもとする、取子の風習があったという。

郡山市史 民俗資料カード

『郡山の伝説』
昭和61年3月10日発行
監修 東洋大学教授・文学博士 大島建彦
発行 郡山市教育委員会
編集 郡山市教育委員会社会教育課

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