2018-05-04

三春町の昔話「七草木の七ツ石」

三春町七草木には七ツ石がある。

やすみ石 ばくち石 えぼし石 のぞき石 はたざお石…今いくつ言ったかな?

やすみ石ってのは、この地神宮のまえの道にある。その昔二代将軍徳川の秀忠が休まれたと言われてる石だ。

その頃は松の木がずっと続いていて枝が見事にさしかかっていた。その石の所にはいいぐあいに木陰ができていたので、将軍様もお喜びになって、その石に腰掛けて休まれたんだそうだ。

そこの道は、昔から塩を運んだ道で塩街道と呼ばれているが、車がたくさん通るようになって道を広げるために、ちっと道を変えたもんで、石もその時に動かしたんだ。

 

ばくち石は宮信田(みやした)の近くにふたつある。山ん中だ。

昔からばくちは御法度だったから、つかまらないようにそんな山ん中の石のかげでやったんだな。前に行ったことがあるが、石がすすけていたよ。

 

えぼし石っていうのは、頭にかぶる烏帽子のような形をした石のことだ。

 

のぞき石は、大畑(高野)の方にある。こっちをのぞいてるんじゃなくて、三春から高野をのぞいてるって話だ。

 

はたざお石は、弁慶の旗竿石といわれていて、その昔武蔵坊弁慶が旗竿をよっかけた石なんだそうだ。

 

平成30年5月3日(木)三春町七草木 佐藤彦一談

 

※佐藤さんからちゃんと七つ教わったのに、どうしてもひとつ思い出せません。今度お目にかかったときに伺ってきます。

 

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