2018-05-24
競う遊び(出来ばえをくらべる) ー縄とびー
縄の両端を二人が持ち、左右に振ったり、又は大きく回したりして、その他の子どもたちが、動く波にひっかからないようにして遊ぶ。
縄を左右に振る場合
縄の動きに応じて跳躍して遊ぶ。跳んでいる者が縄にひっかかれば失格である。ひっかかった者は、縄をゆらす方に回る。この縄とびは、わらべ歌の縄とび歌を歌いながら遊ぶ。
縄を大きく回して、そのまん中へ順次入って一~二回跳躍してひっかからずに縄の外へ出る。順番に同じ動作を続ける。ひっかかった者は縄を回している者と交替する。
回る縄の中へ一人が入り、また、もう一人が入り二人で向かいあってジャンケンをするが負けた者は縄の外へ出る遊びもある。この縄とびは歌をうたいながら続ける。
それに数人以上が連続して回る縄をくぐり抜け八の字形に無限に続けて跳ぶ遊びもある。縄にかかった者は、縄を回す方に回る。
縄とびは主として女の子の遊びであった。
増子利雄
『郡山のことばとくらし』
監修 大島建彦
編 福島県郡山市教育委員会文化課
平成2年3月31日発行
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