2018-05-25

演ずる遊び(鬼ごと) ー 鬼ごっこ(つかみ鬼)ー

秋が深まってくると、何処の家でもとり入れがすんで、稲葉をニオに積んで重ねた。

家の周囲には、いくつものニオが、隣家のニオと一緒に所せましと立ち並び、その間は迷路のようになるので、鬼ごっこなどをするのには好都合であった。

そこで掴み鬼をやって遊んだ。

参加する者がジャンケンをして鬼をきめた。鬼はみんなを追いかけて掴む。

掴まった者が鬼となってみんなを追いかけた。これをくり返して遊んだ。

 

岩谷文輔

 

『郡山のことばとくらし』

監修 大島建彦
編 福島県郡山市教育委員会文化課
平成2年3月31日発行

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