2020-05-25

獅子の眼力

丹伊田の里には昔から伝わる悪魔祓いの行事があります

元旦の早朝、郷社鹿嶋大神宮の拝殿で祓い清められ、大神の御神霊をいただいた獅子が丹伊田の家々を回り、魔(禍々しいもの)を喰いつくしていくのです。
大人も子どもも獅子に頭を噛んでもらい、体の中の悪いものを退治してもらって、一年間健やかに過ごせるよう祈ります。
すっかり日も暮れて郷社の灯籠に灯がともる頃、太鼓や笛の音とともに獅子が帰ってきます。
最後の力を振り絞って石段を駆け上がると、ふたたびご神前で祓い清められ、獅子は一年の眠りにつくのです。

でも今年の5月、獅子に目を覚ましてもらいました!

社務所の大広間でしっかりと目を見開いて、疫病消除の御神符の奉製を応援してもらおうと思って―
この御神符に触れたウィルスが、獅子の眼力で雲散霧消してしまいますように!

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