2018-09-26
「中秋の名月 ー鬼と遊ぶ雅楽の夕べー」が開催されました
平成30年9月24日午後7時より「中秋の名月ー鬼と遊ぶ雅楽の夕べー」が開催されました。
天気予報では今晩は月が出ないということだったのですが、なんと開会にぴったり合わせて会場正面の山の端から金色の見事な満月が顔を出しました。
楽しみに集まってくださったお客様も大喜び。
プログラムの最初は西田町の昔話から「鬼の生まれた田んぼ」
西田町板橋にお住まいの渡邉幹雄さんが、鬼生田という地名の由来を語ります。
どこからか聞こえる笙の響きに思わず背筋がチリチリ。
続いては絵本作家の野村たかあきさんによる「やんちゃももたろう」
野村さんは「鬼の版画家」とあだ名がつくほど鬼が大好き。
そんな野村さんがももたろうのお話を書くと、どうなるのでしょう。
会場のお客さんも興味津々。
最後は田村雅楽会による雅楽の演奏です。
ここでも鬼が登場します。
古代中国の北斉で絶世の美貌をほこった蘭陵王は、味方の志気を高めるためその美しい顔をどう猛な悪鬼の面に隠して戦に臨み、見事大勝利を収めたとか。
その勝利を祝って作られたといわれる「舞楽 蘭陵王」
華やかな装束を着けた蘭陵王が、鹿島大神宮の大広間いっぱいに勇壮な走り舞を展開しました。
演奏終了後は、参加者も出演者も一緒になって、お月様にお供えしたおいしいお菓子をいただきました。
秋の夜長の楽しいひとときでした。
関連記事
コメントを残す